~迫り来る脅威!!激変の予感!?~
ズレ幅による障害で時空をもねじ曲げ“虚無”が侵食し、全てをのみ込もうとしていた…。 時を同じくして各地に変異が起きていた。
最南端、最北端では磁力のバランスが崩れ… 常夏の地に寒波が訪れる… 極寒の地の氷は溶け出し… 局地的なハリケーンが突如現れ… 至るところで猛威を振るう地盤の変形…
そして…YDKと呼ばれながらも、その実態が定かではない世界中の“こどな”達に変化が出ていた…。 勿論、それはPFベースでも起きていた…!?
「どうしたのかしら、この空模様…雷が鳴り止まない、もう3日よ…。ねぇ?キャップ?」
「…。」
「キャップ!!キャップが!!大変っっ!?誰か!!Aッキー…YGっさん?どうしよう!!」
最も早くからその兆候が著しく現れていたPFベースのTモは、余りにも急激な変異に身体が着いて行かなくなっていた。
「どうしよう…どうしよう…どうすれば…何をすればいいの…?」
Yエは突然の事態に、ただ、ただ動揺していた。
その頃、事情を告げられ次の任務に向かう事になったAッキーは、
「え゛ぇ~?はぁぁ~?なんなんだよ!?…はぁ…お上には逆らえないんでしょ…はい、はい、行きますよ。行きゃいいんでしょ。…で?どうやって?」
「一人乗りではあるが、彼がキミを先導してくれる。」
「デカっっ!?誰だよ?」
「この燃備屡ツースー機の開発に携わっている方だ…Aッキー…いい加減に少しは言葉を憶えろ…今迄以上にソラの任務は増えているんだ、わかってるだろ!!」
「…そんなの知らないよ…。」
「まぁ、OGレイリアは訛りがきついからどのみち無理か…。それよりも急げ!!一刻を争うんだ!!とにかく乗ってみろ!動かしてみるんだ!!」
「ちぇっ…他人事だと思って軽く言ったもんだぜ!?」
「いつまでもグチグチ言ってるんじゃない!!シンクロ率が高いのはオマエしか居ないんだ!!オマエがネジシムなんだろ!?それになぁ、状況の深刻さがわかっていない様だが、一刻を争うって言ったのはオマエにとっても身近な危機が迫っているからなんだよ!!」
「何の事だよ…?」
「世界中で変異が起きているんだコレを見ろ!!」
「なんだよコレ?」
「ズレの広がりから時空間に歪みが起きている、そしてその隙間から“虚無”が侵食して来ているんだ!?」
「虚無?」
「それになぁ、コレを見ろ!!オマエにとっても関係があるんだ!!」
「なっ…何だ?」
「世界中で確認されているこどな達…つまり君らと同じ“YDK”と言われている子らにも変異が起きているんだよ…。」
「えっ!?あ゛っっ!!あれは!!キャップ!?キャップじゃないか?どうなってるんだ!!」
「わからん!!とにかく早くあのズレ幅をなんとかせんと彼らもどうなるか…あの“虚無”にのみ込まれつつあるみたいなんだ…」
「まさか…そんな…早く!!乗り方を教えてくれ!!」
時空間の歪みから突如現れた“虚無”
世界中に起きている変異…
彼らYGKに与える影響…
Aッキーは新型の燃備屡ツースー機を扱えるのか?
つづく
ズレ幅による障害で時空をもねじ曲げ“虚無”が侵食し、全てをのみ込もうとしていた…。 時を同じくして各地に変異が起きていた。
最南端、最北端では磁力のバランスが崩れ… 常夏の地に寒波が訪れる… 極寒の地の氷は溶け出し… 局地的なハリケーンが突如現れ… 至るところで猛威を振るう地盤の変形…
そして…YDKと呼ばれながらも、その実態が定かではない世界中の“こどな”達に変化が出ていた…。 勿論、それはPFベースでも起きていた…!?
「どうしたのかしら、この空模様…雷が鳴り止まない、もう3日よ…。ねぇ?キャップ?」
「…。」
「キャップ!!キャップが!!大変っっ!?誰か!!Aッキー…YGっさん?どうしよう!!」
最も早くからその兆候が著しく現れていたPFベースのTモは、余りにも急激な変異に身体が着いて行かなくなっていた。
「どうしよう…どうしよう…どうすれば…何をすればいいの…?」
Yエは突然の事態に、ただ、ただ動揺していた。
その頃、事情を告げられ次の任務に向かう事になったAッキーは、
「え゛ぇ~?はぁぁ~?なんなんだよ!?…はぁ…お上には逆らえないんでしょ…はい、はい、行きますよ。行きゃいいんでしょ。…で?どうやって?」
「一人乗りではあるが、彼がキミを先導してくれる。」
「デカっっ!?誰だよ?」
「この燃備屡ツースー機の開発に携わっている方だ…Aッキー…いい加減に少しは言葉を憶えろ…今迄以上にソラの任務は増えているんだ、わかってるだろ!!」
「…そんなの知らないよ…。」
「まぁ、OGレイリアは訛りがきついからどのみち無理か…。それよりも急げ!!一刻を争うんだ!!とにかく乗ってみろ!動かしてみるんだ!!」
「ちぇっ…他人事だと思って軽く言ったもんだぜ!?」
「いつまでもグチグチ言ってるんじゃない!!シンクロ率が高いのはオマエしか居ないんだ!!オマエがネジシムなんだろ!?それになぁ、状況の深刻さがわかっていない様だが、一刻を争うって言ったのはオマエにとっても身近な危機が迫っているからなんだよ!!」
「何の事だよ…?」
「世界中で変異が起きているんだコレを見ろ!!」
「なんだよコレ?」
「ズレの広がりから時空間に歪みが起きている、そしてその隙間から“虚無”が侵食して来ているんだ!?」
「虚無?」
「それになぁ、コレを見ろ!!オマエにとっても関係があるんだ!!」
「なっ…何だ?」
「世界中で確認されているこどな達…つまり君らと同じ“YDK”と言われている子らにも変異が起きているんだよ…。」
「えっ!?あ゛っっ!!あれは!!キャップ!?キャップじゃないか?どうなってるんだ!!」
「わからん!!とにかく早くあのズレ幅をなんとかせんと彼らもどうなるか…あの“虚無”にのみ込まれつつあるみたいなんだ…」
「まさか…そんな…早く!!乗り方を教えてくれ!!」
時空間の歪みから突如現れた“虚無”
世界中に起きている変異…
彼らYGKに与える影響…
Aッキーは新型の燃備屡ツースー機を扱えるのか?
つづく
~激震!!時空間の歪み!?~
「大変だっっ!!」
「何事だ!?」
「はっ!これを…これを見て下さい!!」
「なっっ!?何なんだコレは?」
「ズレの侵食により時空間に歪みが生じているのではないかと!?」
「ナニ?そんな…まさか!?そこまでの事になっているのか!?」
「はい…それしか考えられません!!しかし…余りにも侵食のスピードが早すぎます!!あり得ません…!?」
「だが、事実起こっている事なのだろう?…場所は?」
「はい…此処よりだいぶ南下した…OGレイリアの辺りかと…しかし、侵食による障害で確実なデータがとれません!!」
「侵食のスピードは?」
「はい…300…イヤ400コッツクリックを越しているかと…。」
「ナニっっ!?いや不可能だ…あり得ない…そんな…それでは高速“MIM弐”“SKKS”よりも早い事になる…そんな…今すぐに向かった所でどの船が追い付けると言うのだ!!」
「……実は…まだ試作段階でありますが…いえ…危険過ぎる…ムリだ!!」
「なんだ?言ってみろ…まさか?アレが出来ているのか?」
「…ハイ…只、まだあくまで試作段階でして…かなり危険が伴います…それにアレは一人乗り…リスクが大き過ぎます、無茶だ!!」
宇宙規模で起こっているズレ…それは、誰しもの予測も予想をも越えたスピードで、今まさに最悪の事態を起こそうとしていた!!
ズレ幅の広がりによる障害で時空をもねじ曲げ、この世の全てを崩壊しようとしているのか…。
「アレは…今、何処にあるんだ?」
「中59に…。」
「中っっ?そんなっ!?何故あの国に!?ナメーリカ興国が管轄していたハズではないのか?」
「…。」
「上層部と組織が動いていると言う事か…とにかく動かすしかない!!動かせる者はいるのか?」
「いえ…あくまで試作段階でして……ただ…」
「ただ、なんだ?」
「最もシンクロ率が高いと思われる者が一名…ちょうど中59に…。」
「誰だ?」
「…はっ。…PFベースから回された“Aッキー”と呼ばれている者らしいのですが…」
「ネジシムか!!…PFベース…YDK…噂には聞いているが、本当なのか?」
「いや…私達の様な階級では、そこまでの情報は…定かでは…」
「ふっ…馬鹿にしよって…どちらも中59にか…都合が良すぎる。まぁ良い、とにかく連絡を取れ!!一刻を争う、スグに手配しろ!!」
「はっっ!!」
「ふん…PFベースか、何があると言うのだ?…ふっ…組織が絡んでいるのであれば、どのみちコチラに被害はない、好都合か…お手並み拝見と行こうじゃないか。」
時空をも曲げ、全ての生命体を…いや、宇宙、この世の全てをも破壊するつもりなのだろうか…?
ネジシムは間に合うのか?
誰にも止める事は出来ないのであろうか?
そんな危機を察知したかの様に、世界中の色々な所で変化や変異が起きていた!!
それはPFベースでも…
ネジシムは?
PFベースのメンバーは?
つづく
「大変だっっ!!」
「何事だ!?」
「はっ!これを…これを見て下さい!!」
「なっっ!?何なんだコレは?」
「ズレの侵食により時空間に歪みが生じているのではないかと!?」
「ナニ?そんな…まさか!?そこまでの事になっているのか!?」
「はい…それしか考えられません!!しかし…余りにも侵食のスピードが早すぎます!!あり得ません…!?」
「だが、事実起こっている事なのだろう?…場所は?」
「はい…此処よりだいぶ南下した…OGレイリアの辺りかと…しかし、侵食による障害で確実なデータがとれません!!」
「侵食のスピードは?」
「はい…300…イヤ400コッツクリックを越しているかと…。」
「ナニっっ!?いや不可能だ…あり得ない…そんな…それでは高速“MIM弐”“SKKS”よりも早い事になる…そんな…今すぐに向かった所でどの船が追い付けると言うのだ!!」
「……実は…まだ試作段階でありますが…いえ…危険過ぎる…ムリだ!!」
「なんだ?言ってみろ…まさか?アレが出来ているのか?」
「…ハイ…只、まだあくまで試作段階でして…かなり危険が伴います…それにアレは一人乗り…リスクが大き過ぎます、無茶だ!!」
宇宙規模で起こっているズレ…それは、誰しもの予測も予想をも越えたスピードで、今まさに最悪の事態を起こそうとしていた!!
ズレ幅の広がりによる障害で時空をもねじ曲げ、この世の全てを崩壊しようとしているのか…。
「アレは…今、何処にあるんだ?」
「中59に…。」
「中っっ?そんなっ!?何故あの国に!?ナメーリカ興国が管轄していたハズではないのか?」
「…。」
「上層部と組織が動いていると言う事か…とにかく動かすしかない!!動かせる者はいるのか?」
「いえ…あくまで試作段階でして……ただ…」
「ただ、なんだ?」
「最もシンクロ率が高いと思われる者が一名…ちょうど中59に…。」
「誰だ?」
「…はっ。…PFベースから回された“Aッキー”と呼ばれている者らしいのですが…」
「ネジシムか!!…PFベース…YDK…噂には聞いているが、本当なのか?」
「いや…私達の様な階級では、そこまでの情報は…定かでは…」
「ふっ…馬鹿にしよって…どちらも中59にか…都合が良すぎる。まぁ良い、とにかく連絡を取れ!!一刻を争う、スグに手配しろ!!」
「はっっ!!」
「ふん…PFベースか、何があると言うのだ?…ふっ…組織が絡んでいるのであれば、どのみちコチラに被害はない、好都合か…お手並み拝見と行こうじゃないか。」
時空をも曲げ、全ての生命体を…いや、宇宙、この世の全てをも破壊するつもりなのだろうか…?
ネジシムは間に合うのか?
誰にも止める事は出来ないのであろうか?
そんな危機を察知したかの様に、世界中の色々な所で変化や変異が起きていた!!
それはPFベースでも…
ネジシムは?
PFベースのメンバーは?
つづく
まず、先日は激猛暑の中お集まり下さった皆々様、本当にありがとうございました。 そして、以前より熱烈オファーをして下さった昼夜の両イベンター様ならびにスタッフ、関係者様には体調万全で望めなかった事を、この場を借りてお詫び申し上げます、スイマセン…。 朝→リハ→ライブ→ダウン→移動→写真撮影→リハ→PV撮影→ダウン→ダウン→ライブ→帰宅→ダウン。 足元ぐにゃぐにゃ、目の前ぐるぐる、汁…イヤ、じる+(プラス)×口××まで出る始末。むぎ…愛想なしでスイマセンでした。
もう一つお詫び、スケジュール欄8/20部分は“アルバム定価¥2000(税込)”の間違いです。失礼しました。
それから追記で、今回のアルバムは秋葉原の大手メーカー様その他、大体の所の店頭に並べて頂けます。勿論、ライブ会場でも発売しますので、是非とも宜しくお願い致します。m(__)m
では、では…元気になってまた会いましょう。
もう一つお詫び、スケジュール欄8/20部分は“アルバム定価¥2000(税込)”の間違いです。失礼しました。
それから追記で、今回のアルバムは秋葉原の大手メーカー様その他、大体の所の店頭に並べて頂けます。勿論、ライブ会場でも発売しますので、是非とも宜しくお願い致します。m(__)m
では、では…元気になってまた会いましょう。
ヂュゥ~ルヂュルヂュル鼻垂れるぅぅ。
グアイガワルイデス。
サイアクダ…。
アシタ、アタシ、ドウシヨウ…。
グアイガワルイデス。
サイアクダ…。
アシタ、アタシ、ドウシヨウ…。
~陰謀!?ズレ幅の謎!!~
世界…いや宇宙規模で起こっているズレの本当の原因は何なのか?
どの位ネジシムはネジを締め続ければよいのか?
本当にズレは止められるのか?
誰しもが、ふとした瞬間にこの世界が不安になる…。
だがネジシム自身は、それをもっと感じる事だろう…。
「あぁ…腹が痛い…しかもこの国のトイレと言ったら…ぁぁぁあ、最悪だ!考えたくもない…。」
旧式の名残が強く残る偽りの近代都市…。
この国は、あまりにも多くの闇の部分が存在する。
「Aッキー、この何日かちゃんと大人しくしているじゃないか。」
「ま、まぁ…。」
「はははは…(笑)腹を壊したからか?」
「そう言う訳じゃ…」
「(笑)まぁ、でも、その方が正解だよ。外じゃ酷い事が起きてるからな、腹を壊したぐらいで助かった方さ。」
「えっ?何が起きてるんです?」
「いや、いつもの事だしな、余所者は首を突っ込む事じゃないんだ。」
「…。」
「この国は、今、先進国に仲間入りしようと躍起になってはいるが、色んな裏の問題に手を染めている曰く付きの国だし…表向きは友好的にしているパフォーマンスを見せているが、ナメーリカ興国との騙し合いの駆け引きの真っ最中だからな…。」
「ふぅ~ん、何だかわからないや……あっ!あれは?ホラ!?あそこのアイツ!!あの胸元の星!!ナメーリカの時も。いや最近では、何処へ行っても見かけるんだ!!」
「んっ…あっ!あぁ!?あんまり大きな声を出すなよ!!ナメーリカで言われなかったか?関わるなって。」
「言われました!!言われましたケド…何なんですか?意味がわからないんですよ!?」
「ちょっと待て?何処でも見かけるって言ったな?」
「えっ?えぇ。」
「オマエ、もしかしてネジシムとして見張られているんじゃないのか?」
「はぁ?どう言う事です?」
「この世にはなぁ、俺達には理解も想像も出来ない様な“裏”の世界があるんだ…実はズレの本当の原因だってそこにあるのカモしれないんだが…それには触れてはいけない…タブーとされている所なんだよ。」
「だったら、」
「しぃ~!!大きな声を出すな!!」
「(小声で)だったら、原因を究明してズレを止められるかもしれないじゃないですか。」
「バカ!?そんな単純な事じゃないんだよ。国が絡んで、しかもその国々を動かしている更なる組織、Kネルス財団が絡んでいるんだ…中59とナメーリカの駆け引きだって、実は組織が動かしている事かもしれない…いや、それ以上に、世界中の戦争だって、テロだって…、俺達には考えられない事だし、考えたら危険なんだよ………はっっ!!そうだ!?オマエ、ホームはPFベースだろ?確か少人数の“こどな”ばかり集まった…聞いたぞ!?そうだよ、なんだっけ?Y…Y…」
「あぁ、YDKですか?」
「そう!それなんだろ!!全員が!!」
「さぁ?どうなんすかねぇ?そんな事を言われているみたいなんですケド…何なんっすかねぇ?実感が無いと言うか、よくわからないんです。」
Aッキーが宇宙(ソラ)の任務に出掛けている間に、PFベースには新しい事が起きている。
「はい、コレ。さっき届いたのよ!!」
「わぁ~☆ありがとう!!」
「これから忙しくなりそうね!!頑張りましょう!!
それにしてもAッキーは大丈夫かしら?薬なんかは持って行ってるハズだけど…お腹壊して泣いてるんじゃないかしら?戻った直後の任務は“アテント”デビューかもね(笑)」
「そしたらアダ名が変わるわね(笑)」
「そう言えば、何処へ行ったのかしら?YGYGも忙しそうだけど…これから本当に大事な時なのに、みんなバラバラでちっとも事が進まない…」
「先ずは、目の前の大きな山場を越える事に集中しなきゃね!!」
「みんな、危機感が足り無さすぎるわ!他人事みたいに…なんだか、ソラのズレもコチラのズレに反映しているかの様…不安だわ…。」
世界のズレ、宇宙のズレはPFベースと関わりがあるのだろうか?
Aッキーはズレ幅を修正出来るのだろうか?
Kネルスの狙いは?
謎は核心に近付く度に、更に深く、危険に、そして闇に包まれていく…
Aッキーのアテントデビューは?
汚名襲名してしまうのか?
ズレ幅と共に、不安も広がっていく…。
つづく
世界…いや宇宙規模で起こっているズレの本当の原因は何なのか?
どの位ネジシムはネジを締め続ければよいのか?
本当にズレは止められるのか?
誰しもが、ふとした瞬間にこの世界が不安になる…。
だがネジシム自身は、それをもっと感じる事だろう…。
「あぁ…腹が痛い…しかもこの国のトイレと言ったら…ぁぁぁあ、最悪だ!考えたくもない…。」
旧式の名残が強く残る偽りの近代都市…。
この国は、あまりにも多くの闇の部分が存在する。
「Aッキー、この何日かちゃんと大人しくしているじゃないか。」
「ま、まぁ…。」
「はははは…(笑)腹を壊したからか?」
「そう言う訳じゃ…」
「(笑)まぁ、でも、その方が正解だよ。外じゃ酷い事が起きてるからな、腹を壊したぐらいで助かった方さ。」
「えっ?何が起きてるんです?」
「いや、いつもの事だしな、余所者は首を突っ込む事じゃないんだ。」
「…。」
「この国は、今、先進国に仲間入りしようと躍起になってはいるが、色んな裏の問題に手を染めている曰く付きの国だし…表向きは友好的にしているパフォーマンスを見せているが、ナメーリカ興国との騙し合いの駆け引きの真っ最中だからな…。」
「ふぅ~ん、何だかわからないや……あっ!あれは?ホラ!?あそこのアイツ!!あの胸元の星!!ナメーリカの時も。いや最近では、何処へ行っても見かけるんだ!!」
「んっ…あっ!あぁ!?あんまり大きな声を出すなよ!!ナメーリカで言われなかったか?関わるなって。」
「言われました!!言われましたケド…何なんですか?意味がわからないんですよ!?」
「ちょっと待て?何処でも見かけるって言ったな?」
「えっ?えぇ。」
「オマエ、もしかしてネジシムとして見張られているんじゃないのか?」
「はぁ?どう言う事です?」
「この世にはなぁ、俺達には理解も想像も出来ない様な“裏”の世界があるんだ…実はズレの本当の原因だってそこにあるのカモしれないんだが…それには触れてはいけない…タブーとされている所なんだよ。」
「だったら、」
「しぃ~!!大きな声を出すな!!」
「(小声で)だったら、原因を究明してズレを止められるかもしれないじゃないですか。」
「バカ!?そんな単純な事じゃないんだよ。国が絡んで、しかもその国々を動かしている更なる組織、Kネルス財団が絡んでいるんだ…中59とナメーリカの駆け引きだって、実は組織が動かしている事かもしれない…いや、それ以上に、世界中の戦争だって、テロだって…、俺達には考えられない事だし、考えたら危険なんだよ………はっっ!!そうだ!?オマエ、ホームはPFベースだろ?確か少人数の“こどな”ばかり集まった…聞いたぞ!?そうだよ、なんだっけ?Y…Y…」
「あぁ、YDKですか?」
「そう!それなんだろ!!全員が!!」
「さぁ?どうなんすかねぇ?そんな事を言われているみたいなんですケド…何なんっすかねぇ?実感が無いと言うか、よくわからないんです。」
Aッキーが宇宙(ソラ)の任務に出掛けている間に、PFベースには新しい事が起きている。
「はい、コレ。さっき届いたのよ!!」
「わぁ~☆ありがとう!!」
「これから忙しくなりそうね!!頑張りましょう!!
それにしてもAッキーは大丈夫かしら?薬なんかは持って行ってるハズだけど…お腹壊して泣いてるんじゃないかしら?戻った直後の任務は“アテント”デビューかもね(笑)」
「そしたらアダ名が変わるわね(笑)」
「そう言えば、何処へ行ったのかしら?YGYGも忙しそうだけど…これから本当に大事な時なのに、みんなバラバラでちっとも事が進まない…」
「先ずは、目の前の大きな山場を越える事に集中しなきゃね!!」
「みんな、危機感が足り無さすぎるわ!他人事みたいに…なんだか、ソラのズレもコチラのズレに反映しているかの様…不安だわ…。」
世界のズレ、宇宙のズレはPFベースと関わりがあるのだろうか?
Aッキーはズレ幅を修正出来るのだろうか?
Kネルスの狙いは?
謎は核心に近付く度に、更に深く、危険に、そして闇に包まれていく…
Aッキーのアテントデビューは?
汚名襲名してしまうのか?
ズレ幅と共に、不安も広がっていく…。
つづく
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